0033 第二回しまんと生姜収穫祭
昨年から始まった、日本一の収穫量を誇る四万十町の生姜を全国的にアピールしていくお祭り「しまんと生姜収穫祭」が今年も盛大に開催されました。
主催は「四万十生姜プロジェクト」。
相愛は広報活動のお手伝いとして、今年も参画させていただいております。
本日は、10月12日に道の駅・あぐり窪川にて開催された第二回しまんと生姜収穫祭のレポート。
はじまりはじまり~。
開会宣言は、四万十生姜プロジェクト委員長・武政盛博さん。
「今年は8月の大雨による浸水で、町も生姜も大きな被害を受けました。
それを乗り越えこの日を迎えられて、本当に良かったと思います」。
今年は甚大な台風災害に見舞われた高知県。
10月12日のこの日も、今年最大級の台風19号がヒタヒタと迫りつつある中での開催となりました。
尾崎正直・高知県知事のメッセージを代読いただいた、高知県農業振興部・味元毅さん「生姜と言えば高知、四万十町」と言ってもらえるよう、頑張っていきましょう!」
ご来場いただいた知事の奥様・佳子さんにもメッセージをいただきました。
「この日を迎えられたのも、生産者の皆様の努力の賜物だと感じます。今日は一日楽しんでいきたいと思います」。
オ-プニングは四万十川轟太鼓・子ども太鼓のみんな。去年に引き続きの登場です。
恒例の窪川中学吹奏楽部のみなさんの演奏。
昨年大受けした、あまちゃんのテーマの他、今年大ヒットしたアナと雪の女王のテーマ曲も演奏してくれました。
ギャラリーもいっぱい。
さてさて、ブース出展の方はどうなってるかと申しますと。
じゃん! 四万十コメ豚を原料に使った生姜味スペアリブ!
他のイベントでお出ししたろころ、瞬時に完売したという人気商品です。
今年も出ました生姜ウインナー。
昨年のこのイベントで大好評を博し後にあぐり窪川にて商品化。この日も飛ぶように売れていきました。
生姜風味の仁井田米カステラも出ました!
おいしい仁井田米としまんと生姜のコラボレーション。「お子さんでも大丈夫だよ~」。
こちらもアンケートを取って、後の商品化を目指します。
満を辞して登場した生姜詰め放題コーナー。
頑張れば1kg程度はいけそうです。たったの500円ぽっきり!
さっそくチャレンジャーが殺到!
「生姜いっぱい詰めれた!」
「結構詰めましたね」。お父さんも満面の笑み!
「ちょっと一杯いかがですか~」。ノンジャーエールもきりりと冷えてます。
JA四万十みどり市からは生姜焼き丼の出展。300円の格安販売です。
売り子さんはこのお2人。
「女性部に来てもろうたら良かったけんど、わしら二人じゃ目をそらして逃げていくお客さんもおるがよ~」。
あぐり窪川アウトドアコーナーでお馴染みの串焼きブース。
コメ豚仕様で300円のリーズナブルなお値段で、今年もお客さんがひっきりなし。
数ある自慢の生姜加工アイテムをご紹介してきましたが、やはりなんといっても生姜は生! 掘りたて! ということで、JA四万十生姜生産者部会の堀だち生姜即売ブース!
今年も量り売り! 堀りたて生姜がなんとお値段1kg700円!
使い放題の分量です。
山盛り買われるお客様。
リーズナブルな格安、抜群の新鮮で飛ぶように売れていきます。
JA四万十生姜生産者部会の皆様。「今年も張り切って日本一をアピールします!」
JA四万十生姜生産者部会副会長の田村皓也さんも、学生時代からの彼女(というかフィアンセ)と出展。
「親父が亡くなって帰省して就農しました。今年で4年目です。毎年毎年天候等条件が悪くて、まだまだわからないことだらけ。大変ですが頑張っています。いろんなことに苦労してますが、先輩生産者とのお酒の付き合いが一番大変です」。
高齢化が進む生産者の中で、若手も頑張っていますね~。
生産者の下元慶蔵さん。
「今年は雨が降り過ぎ。分けつがすくなく収量に影響が出ています。
収穫した分は良くても、来年用の種生姜への影響もあるので困りました。
でも、味は大丈夫、例年通り質のいい生姜に仕上げてますよ」。
下元さんは生姜栽培の名人。後輩の指導にも余年がありません。
四万十生姜プロジェクト委員長・武政さんも売り子でハッスル。
「高齢化で栽培面積もピーク時からは下がっていますが、まだまだ生産量日本一!この土地の風土に根付いた日本一の四万十生姜を、全国にアピールしていきます!」。
入口では生産者ごとの我が家の生姜漬物が揃いぶみ。
皆さん、各家庭の味に舌鼓を打たれていました。
人気殺到! レシピを熱心に聞かれていく方もたくさんいらっしゃいました。
ちなみに、お配りした生姜料理レシピも飛ぶようになくなりました。
堀だち生姜即売ブース大盛況。
台風19号が接近する中、みなさんおいでいただきありがとうございます。
さて、昨年もご来場いただいた方にはお馴染みかと思われますが、今年もやりました。仁井田米かかし&漬物コンテスト。
仁井田米かかしコンテスト、全7エントリーの中から選ばれたのがこちら。
エントリーNo1の「仁井田米の女王」。話題作からひねりを入れたタイトル。
いかしてますね~。
ちなみに二位はこちら。エントリーNo2「ダメよーダメダメ」。
これまた話題のギャグから創作。カラスも笑いだしそうな仕上がりです。
今年はアナ雪、ダメダメをテーマにしたかかしが多かったですね。
最優秀賞を獲得された「かかっしー」チーム。おめでとうございます。
商品はなんと現金10万円!也!
漬物コンテスト全18エントリーの中から選ばれた優勝作品はこちら。
エントリーNo1「3年物の奈良漬け」。抜群のうまさで優勝第一位!
今年も一般のお客様にご試食いただき、ご投票いただきました。
四万十市からいらしたお客様。「どのお漬物もおいしかったです。
自分で漬けるのは難しいので、いろいろ味わっていきま~す」。
お皿の上で色とりどりのお花が咲きました。
ほいでもって、しまんと生姜収穫祭もうひとつの目玉が、昨年ご参加の皆さんはもうわかりますよね。アレです。
今年も積みました。生姜早摘み競争!
こちらは準備風景。すでに楽しそうです。
後ろの机から生姜を持ってきて自分のスペースに積み上げ、高さを競う競技。
持ち時間は1分30秒。さてどれだけ高く詰めるかな?
積み終わったら計測。
46cm! ぶっちぎりで優勝。お土産にあぐり窪川の豚まんセットをゲット!
大人も子どもも真剣にチャレンジしました。
お昼どき、今回の初企画にして大目玉の四万十生姜をふんだんに使った「しまんと生姜御膳」のランチタイムが始まりました。
ランチ会場のあぐり窪川2階。なんだか高級感あふれる雰囲気です。
中央に掘りだち生姜がデーン!
そんでもって、敷居の裏側では生姜農家のおかみさんたちがテキパキと「しまんと生姜御膳」を盛り付けていきます。
おいしそ~な香りがお部屋中に充満!
じゃん! 四万十町産の農産物が堪能でき、かつ生姜づくしの「しまんと生姜御膳」です。
おしながきはこちら。
限定20名の予約があっという間に完売し、たくさんの生姜ファンの方にお楽しみいただきました。
大阪からいらしたお仲間の皆様。
「大阪から来たジンジャラー仲間です。フェイスブックで去年の生姜収穫祭の事を知って、次は必ず行こうねって言ってたんです。台風が心配でしたけど、もう絶対来たいと思ってたので、台風に向かってきてしまいました」。
なんとまあ、ありがとうございます~!
わざわざこの台風の中を、大阪から! ということでおかみさんたちも大張り切りでメニュー説明。
楽しんでいただけた事と思います。
お腹も落ち着いて(というかブース出展をつまみ食いしてたので、朝からお腹パンパンなのですが)、午後の企画にまいります。
今年も出演してくれました。
四万十町のよさこいチーム「四万夢多(しまむた)」の華麗な演舞! 会場に素敵な笑顔が咲きました。
四万十町のお米屋さんたちの組合が、採算度外視で毎年企画してくれている「仁井田米の格安販売!」。
5kg2500円~3000円のお米がなんとなんとの1500円ぽっきり!あっという間に完売しました。
そうこうしているうちに急激に激しくなってくる雨
これまで奇跡的に続けてこられた今年のしまんと生姜収穫祭も、激しい風雨の中、お客様の安全を第一に考え、ついに中止の決定がくだされました。
残るイベントは後ひとつ(ノンジャエールの早のみ大会)だっただけに残念!
しょうがないので、ここでは昨年の早飲み大会の写真を掲載させていただきます。ああ、この笑える競技をまた見たかった。
2013年しまんと生姜収穫祭・ノンジャエール早飲み大会より。
天を仰ぎ、無心で、強烈な炭酸を流し込みます。
最後に、四万十生姜プロジェクト広報担当部長・古谷幹夫さんにお話をお伺いしました。
「とにかく台風が接近する中、奇跡的に開催できて良かったです。
新たな試みのしょうが御膳には高い評価をいただきました。
ほんとうにおいしかったと皆さんに言ってもらえました。
お祭り自体、去年も雨にやられたと思っていたら、今年は台風でどうなることかと思いました。
でも頑張って続けることで、日本一の生姜大産地としての魅力を、もっともっと全国に広めていきたいと思います。
体験型ツアーなど農地、生産者と触れ合う企画などなど、まだまだやっていきたいことはたくさんあります。ご期待ください」。
思えば、生産量日本一、生姜の大産地四万十町を全国にアピールするために始めたこのお祭り。
2年続けての悪天候で運営も大変でしたが、「しまんと生姜御膳」を始め県外のお客さんにもご注目いただき、わざわざいらしていただいたことは、これからの可能性につながる大きな収穫のひとつと言えます。
こういう口コミの輪がどんどん広がって、生姜好きの聖地・四万十町! みたいに知名度が上がっていくと本当にうれしいですね。いや、そこを目指して頑張りますよ。
四万十生姜プロジェクトの今後に、ぜひご期待ください。
相愛も広報のお手伝い、ますます頑張らされていただきます!
生産者の皆様、今年もおいしい生姜をありがとうございました!