0059 奥四万十・観光動向調査
皆さ~ん、奥四万十行きましたか~!
高知県民にはもうすっかりお馴染み「2016奥四万十博」ただいま開催中。
かわいらしい文字で書かれた奥四万十博ののぼりを、県内各所で目にしていることと思われます。
県外の方には「奥四万十」と言われても、「?」文字がチラチラ頭の上を舞い始めることと思われますが、つまりは四万十川の奥・上流域の地域のこと。
市町村で言いますと、東側から須崎市、中土佐町、津野町、檮原町、四万十町の5市町村のことを指します。
この5市町村が今、「奥四万十」の名のもとに集結し、広域観光でもって地域を活性化・盛り上げていこうと頑張っているんですね~。
ここ数年、うつぼで注目をあつめる須崎市・須崎うつぼ学会。
中土佐町は弊社・相愛が運営協力しているタッチエコトライアスロンでも有名ですね~。
津野町に代々継がれる津野山古式神楽の荘厳な舞い、シャッフルビート!
檮原町の勤王志士群像。迫力あり~。
四万十町は道の駅・あぐり窪川。これまた相愛が立ち上げのお手伝いをさせていただいた四万十生姜収穫祭の模様です。
え~、相愛関連の写真をチョイスしておりますので、普通の観光写真などはぜひ上記奥四万十博のサイトでご確認ください。
2016年の4月からスタートしたこの奥四万十博、県内のみならず県外、果ては海外からのお客さんまで、この四万十源流域を訪れて、にわかに盛り上がってきています。弊社・相愛では、この観光客の皆さんの動き、つまり動向を調査し、どういうルートでどこを経由して奥四万十までやってきたかとか、どういうところでお金を使って地域経済に貢献していただいたかなど、を調べて分析する業務を遂行させていただいているのです。
そのための手段としてあげられるのが、観光客の皆さまへのアンケート調査、そして道路交通量調査。これらの基礎調査を元に、最終的には、この個性も特徴も違う5市町村がどう連携して、観光客の皆さんをおもてなししていくか、という広域観光の指針作りの案もまとめさせていただく予定でおります。
今回のブログでは、この「奥四万十広域観光動向調査分析広域振興指針策定業務」の基礎調査として行われている観光客アンケート調査の一コマを、密着レポートでご紹介させていただきます。
やってきました。ここは四万十町・金太郎夜市。
金太郎夜市は、なんでも高知県内で最も古くから行われている夜市だそうで、今年で第47回をかぞえます。毎年7月中旬~8月上旬の金曜日に開催。
花金の夜に、毎週地元中学生の演奏とか、餅投げ、子ども夜市、アームレスリングなどで熱く盛り上がっています。
最終日だけは土曜日の開催で、花火が盛大に舞うとっても楽しいお祭です。
屋台が並びます。
チルドレンが群がります。
基本的には地元の方中心なのですが、観光客の方もちらほら訪れるこの祭。
今回の調査に当たって相愛では、「そこに行くことのみを目的とした観光客だけでなく、他に目的地があったり、ビジネスのついでだったりで立ち寄られた方の動向・意見も重要ではないか」と考え、「ついで観光」などで地域外から訪問されている皆さんの貴重な声を漏らさず拾うため、やってまいりました。
奥四万十博シャツなめの金太郎夜市。調査開始です。
まずは主催の四万十町商工会・青年部さんのブースにご挨拶。
四万十町産の豚肉を使った「豚カツドッグ」「生ビール」他、絶賛販売中!
調査員はおあずけ!
所定の位置で張り込みスタート!
特設ステージでは、小中学生の3人兄弟で結成されたJirutoの演奏がスタート。
地元ヤングガイズが聞き入ります。
続いて四万十町の盛り上げ役と言ったらお馴染み、四万十町よさこい踊り子隊・四万夢多!
抜群のパフォーマンスに、お客さんもたくさん増えてきました。
さてさて、肝心のアンケート調査の方がどうなってますでしょうか?
高知市から帰省中のご家族にアンケート調査中。
元地元民として、地域のいいところ、もうちょっとなところなどなどいろいろ教えていただきました。ありがとうございます!
他にも、次々と声をかけ調査を行っています。
と、ここで特設ステージがなにやら賑やかにことに…。
高知県内を拠点に大活躍中の沖縄出身アーチスト・ジャアバーボンズ登場!
みんな激しくノリノリ!
ところどころにお笑いパフォーマンスを噛ませながら
タイトなロックで、四万十町民&観光客&ファンの皆さんのハートをわしずかみ!
イエイー!
はい、お祭りの熱気も最高潮になってまいりました。
肝心の調査の方はどうなってるでしょう?
お、どうみても四万十町民とは思えない垢抜けたガイズにインタビュー中。
埼玉から青春18切符を使ってやってきてくれた中村くんと谷口君17歳!
「川遊びが目的でやってきました。四万十川がきれいで堪能しました。
あと、地元の人がとてもおだやかで素敵ですね。さっき寄ったハンバーガー屋さんでは、スイカを丸ごともらったりして、楽しい旅になりました!」
埼玉ガイズのお二人ありがとうございました。
高知の人間は基本珍しもん好きなので、観光客大好きなんです!
また遊びに来てくださいね~。
そうこうしているうちに、そろそろあたりが暗くなりアンケート調査は終了です。
最後にお祭りの実行委員長でもある四万十町商工会青年部の武政さんにお話を聞きました。
四万十町商工会青年部・武政さん
「僕が生まれる前から続くお祭です。以前は土曜夜市だったんですけで、22~23年前に金曜日に変えて、その時たしか名前を公募したんですよね。
それで地元の小学生が応募した金太郎夜市という名前が定着して今に至ります。
なんせ子どもの頃から楽しみにしていたお祭りなんで、2年前から自分が実行委員長をやらせてもらって張り切ってます。
地域自体が過疎化しているので、お祭りの参加者もどんどん減ってはいるんですが、そこはいろいろと工夫をこらしてもっともっと盛り上げていきたいですね。
観光で奥四万十に来られる方は、四万十川はもちろんですけどここらはどこに行っても農産物、水産物、畜産物他食べ物がなんでもおいしいとこなので、食の豊かさを満喫していってもらいたいですね」。
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いかがでしたでしょうか「奥四万十広域観光動向調査分析広域振興指針策定業務」金太郎夜市アンケート調査の模様。
相愛では、今回も含め年間27回のアンケート調査を実施予定。
交通量調査に関しては15回を予定しています。
冒頭でも述べましたが、それら基礎資料を元に、広域5市町村の現状や、それぞれが求める将来のあり方を調査、地元の方、有識者の方のヒアリングなども経てこの奥四万十が持続可能な形でどんどん活性化していくよう、広域観光の指針作りを提案させて頂ければと考えております。
今後も、続々と楽しいイベントが目白押しの奥四万十博、どこかの観光施設で、イベント会場で、相愛メンバーが声をかけさせて頂くことがあるかもしれません。
皆様の貴重なご意見を奥四万十の未来へつなげていきたいと思います。
何卒ご協力のほど、よろしくお願いしま~す。
けっして怪しいものではありませんので、何卒。