0148 河川の測量業務を行いました!
今回は測量業務に一連の流れについてご紹介していきます
10月から11月末にかけて、測量・地理空間情報課では、河川の測量業務を行っていました。
現場の河川は毎年鶴が越冬するために飛来する地域ですが、近年では市街化や宅地化に伴い、飛来数が減少しているとのことです。
ですので、鶴のすみやすい環境づくりのために、流域の自然環境の保全・整備を進めています。
私たちの課の業務内容は鶴の餌である魚類等の生息環境を整備するための測量です。
業務の最初は現地踏査と呼ばれている、現地がどんな状況か実際に歩いて確認するところから始まります。
草木がどれくらい茂っているか、や道路の交通量なども大事な情報です。
またドローンを飛ばして、周辺の地形の確認も行いました。
自然環境調査課の方たちにも現地踏査を行っていただき、貴重な植生や生物がいないか調査もしていただきました。
現地の状況確認が終わるとさっそく測量作業に入ります。
事前に横断や縦断測量してほしい箇所を発注者から指示を受け、作業を行います。
今回は河川の縦断測量と横断測量を数十本行いました。
レベルやトータルステーションを用いて、河川の形を計測していきます。
上の写真はレベルで横断測量を行っているところです。
この河川では草が繁茂だったため、横断測量を行う箇所は幅1.5~2mほどの草刈りも行っています。
約2ヶ月で現地での測量作業は終了しました。
秋から冬にかけて鶴が飛来するとのことで、作業中に見られるかなと思っていましたが、残念ながら遭遇できませんでした。
現地の測量作業が終わると、社内でCADを使って、横断や縦断を図にしていく作業を行いました。
最終的には報告書として、測量結果などをまとめた書類を一式揃えて、今回の業務が終了となります。
測量業務に一連の流れについてご紹介していきました!
他の記事では測量の作業についてもう少し詳細に書いているものがありますので、ご興味あるかたはぜひご覧ください。