0017 しまんと生姜収穫祭
業務の立て込む2013年秋、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
本日はちょっと前の話になりますが、10月20日に四万十町は道の駅・あぐり窪川にて盛大に開催された「しまんと生姜収穫祭」の模様をご紹介いたします。
四万十町は生姜生産量日本一を誇る生姜の大産地。
にもかかわらず、以外とみんなに知られてない…。
ということで、相愛で広報活動のお手伝いをさせていただいております。下記もぜひご覧ください
イベント当日はあいにくの小雨模様でしたが、たくさんのお客さんに来ていただきました。
会場入り口でふるまわれていた新生姜の刺身。
この時期は、まさに四万十町の露地栽培生姜の収穫開始の時期にあたります。
掘りたての新鮮な新生姜が生でふるまわれていました。
しゃきっとしてて新鮮だね。うまい!
こんな感じの泥付きの新鮮な生姜が持ち込まれていました。
「はい掘りだちだよ~、朝どれだよ~」
新鮮な四万十生姜がずら~り。この日持ち込まれた生姜の重量なんと900キロ!
「今年の日照りにも負けず生産者が頑張って育てた生姜だよ。
四万十生姜の味は折り紙つき、ぜひ丸ごと買っていってね~」。
この量でなんと1000円。安い! これで今年の冬は冷え知らず!
10時の開会宣言でイベントがスタート。
ステージではオープニングアクトとして、子どもたちによる太鼓演奏が始まりました。
ちっちゃい子も頑張ってました。生姜を食べて大きくなれよ~!
吹奏楽部による生演奏。あまちゃんのテーマでノリノリ!
盛りだくさんのイベントなので、目玉がいろいろあって紹介が忙しくなりますが、そうこうしているうちに始まったのが漬物コンテスト。
四万十町の腕におぼえのあるお母さんたちが張り切って漬けました。
一般の部10作品、生姜の部3作品が勢ぞろい。
こちらが生姜の部の優勝作品。おいしそうです。
食べれなかったので残念。うくく…。
入口でご飯を受け取って、一緒に食べながら審査します。
優勝作品に群がる審査員の皆様。
「漬物おいしいですね。東京から観光で来ていて、にぎやかだったのでぶらっと寄りました。生姜生産量本一の町なんですね。いい日にこれて良かったです」。
という塩梅で一般の方の審査が粛々と、ていうかにぎやかに進行しつつある横では、カカシコンテストも審査開始。
審査中。もちろん一般のお客さんが清き一票を入れます。
今年の優勝作品。タイトルは「海女河童」。
あまちゃん人気にあやかりましたでしょうか。
ルックスはだいぶ違いますが…。
作成者ヒーローインタビュー。やったねお母さん!
私的にはこの作品が気になりました。顔の部分木ですよ。
こんなのが家に保管されていたかと思うと…子どもたちは夜中のトイレ無理っすね。
ちなみに、カカシコンテストのエントリーは総勢12体。どれもこれもユーモアあふれる力作ぞろいでしたよ。
「全作品を見てみたい」というクリエイティブ思考なあなた、下記をぜひご覧ください。
さて、コンテストやステージイベントがにぎやかに開催される中脇を固めるのが各種出展ブース。この日は生姜にまつわるものから、四万十町ならではの特産品いかしたものなど、たくさん出そろいました。
まずは定番の串焼き屋さん。今日は生姜のタレを付けた新商品を持参して出展。大人気になってました。
あぐり窪川のブースでは、肉に生姜を練りこんだ生姜ポークウインナーと生姜しゅうまいがそろい踏み。
試食の意見を聞いて今後の商品開発にいかします。
こちらは知る人ぞ知る四万十町の生姜アイテム「生姜プリン」を販売中。
四万十町の商工会女性部の皆さんが開発したんですよ~。
「味に自信ありです!」
プリンの甘みのなかに爽やかな生姜の後味がうれしい一品です。
こちらのブースは老若男女で大賑わい。
生姜をはじめとする四万十町の産品をいかしたご飯のおともの試食会です。
うまそう!
テーブルにはデーンと掘りたて生姜、そしてお姉さん方が手に持つのは…
アロマオイル! 生姜、ひのき、ゆず
アロマオイルっていろんなもので出来るんですね。
確かに生姜のさっぱりとした香りが漂っていました。
さっそく飛びつく地元のお兄さん。
名湯・松葉川温泉の紹介ブース。
生姜会席プランを引っ提げての出展です。
「試作に試作を重ねて、すばらしい会席コースが生まれました。生姜好きの人だけでなく、皆さんにお試しいただきたいですね」。
生姜会席プランは12月20日まで。ぜひご利用ください。
あぐり窪川・生田則明社長。
「あいにくの空模様ですが、県内外から大勢の方にきていただいています。生姜を使った新商品から定番のものまで、四万十生姜の風味の良さを堪能していっていただきたいですね」。
そんなこんな出展ブースをひやかしているうちに、なにやらステージに動きが。
テーブルに大量の掘りたて新生姜。
ちょっと引くとその全容が明らかに!
生姜積みゲーム!
この競技は時間内に、掘りたての新生姜をいかに高く積み上げられるかを競うもの。
たくさんのちびっこがエントリーしました。
ヨーイ、スタート!
大胆かつ慎重に…。
いったかな?
第一回戦の勝者はこのボク。
優勝賞品は、あぐり窪川名物の豚まん4コセット!
参加者にはもれなくアイスクリームがプレゼント!
大人の部では、四万十町のお姉さま方が活躍されていました。
なんか宮崎駿のアニメに出てきそうですね。
そんでもって盛りだくさんのこのイベント、正午から地元四万十町で結成されたよさこいチーム「四万夢多」のよさこい演舞が始まりました。
町内の皆様に愛されるよさこいチームを目指して練習を重ねてまいりました。衣装も素敵!
ダイナミックな動き
あでやかな演舞
ラストもピシッ! 最後までお客さんをひきつける見事な舞でした。四万夢多の皆さんありがとー!
さらにさらに、この日来たお客さんはラッキーでしたね。
ステージ横では仁井田米・新米の特売会が開催されました。
普段2700~3000円のお米が、この日は1700円!ぽっきり!
飛ぶように売れていきました。
3回ぐらい並んだ人もいらっしゃったようです。
ステージ周りに気を取られていましたが、肝心の生姜販売ブースの方はどうなってますでしょうか。
変わらず量り売り絶好調!
掘りたての四万十生姜がじゃんじゃん売れていっています。
JA四万十生姜部会・鬼頭昭憲部会長
「今年は日照りで生産が大変でした。ちょっと小ぶりのものが多いですが、味は変わらずおいしく仕上がってます。悪条件にも関わらずいいものを作る生産者の技術についても、アピールしていきたいですね」。
各種漬物もそろい踏み。
こうて行ってや~。
ブースでおいしいものをつまんで、ステージイベントを楽しんだりコンテストをひやかしたり、はたまたゲームに参加したり…
四万十町の秋を満喫できるこのイベント。
午後2時になって、本日の最終ステージイベントが開催されました。
それがなんと、ノンジャーエール早飲み大会!
ノンジャーエールというのは、あぐり窪川さんが開発したオリジナルのジンジャーエール。昨年の7月に販売を開始するやいなや圧倒的な支持を受けて売れまくり、この1年で2万本をも販売してしまったという逸品です。
もちろん原材料は四万十生姜のみ、生姜がピリッとききつつのど越しすっきりなおいしいジンジャーエールなのです。
しかしながらいくらおいしいと言っても、生姜は生姜、ジンジャーエールはジンジャーエール。
喉にガリガリきそうですね~、早飲みできるんでしょうか?
ゲームに参加表明したツワモノども。
自らを鼓舞するかのごとく雄たけびをあげます!
ヨーイ! スタート!
無…。見上げる空には何が見える。
あ、吹き出しちゃった! お兄さんおいしすぎ!
出場者の前方では、審査員が冷静な目で選手の一挙手一投足を見つめます。
なんと優勝者は小柄な女性。四万夢多のダンサーの方。
「えっと、別に炭酸に強いわけでもないんですが、おいしく飲んでたら勝っちゃいました。ノンジャーエールほんとにおいしいですよ」。
さてさて楽しく過ごしてまいりました「しまんと生姜収穫祭」の1日も閉会の時間が近づいてまいりました。
小雨で予想よりもお客さんは少なかったようですが、それでも3000名以上の方にお集まりいただき、来ていただいた方には、充分にご満足いただける盛りだくさんのイベントになったと思います。
最後にお祭りを企画した四万十生姜プロジェクトの広報担当部長・古谷幹夫さんにお話をお伺いしました。
「以前、東京に掘りたての泥付き新生姜を持って行って販売したら、大変珍しがられましてね~、たくさん買っていただきました。
その時の感動が、今回のしまんと生姜収穫祭を開催するきっかけになっています。
自分たちは生姜の生産に携わっているので、見慣れていますが、普段の料理に使われている生姜は、こんなゴッツイ形をしていて、鮮度のいいものは特においしい。まさに産地でしか味わえない本物の味です。
露地栽培の新生姜はこの時期だけのもの、状態のいいものは産地にこないと手に入りません。毎年この時期になると、四万十生姜を求めて、県外からわざわざ買いに来てもらえるような、
そんな収穫祭にしていきたいですね」。
冒頭でも述べましたが、高知県四万十町は生姜生産量日本一の町。
新生姜もあれば、ひね生姜もあり、生姜加工品もご飯のおとも~ジンジャーエールまでなんでもござれ。
世のジンジャラーの皆様にはぜひとも一度訪れていただきたいですね。
生産者に栽培のお話を聞くもよし、おかみさんに生姜料理のレシピをならうもよし。生姜にまつわる知識と経験がこの町にはたくさん詰まっています。
全国いや世界のジンジャラーよ四万十町に集結せよ。
冷え性のあたなも来てみたらいかが?
松葉川温泉もあったかいし、なんといっても町のおんちゃんおばちゃんがあったかいので、心も体もポッカポカになること請け合いですよ。
日本一の生姜の町で、お待ちしていま~す!