0045 第一回室戸ジオパークトライアスロン開催!(後半戦)
荒波にもまれ暴風にたたかれた大地がお相手させていただいている第一回室戸ジオパークトライアスロンも、残すところあとランのみ。
あの壮絶なバイクコースを制した猛者どもが、世界ジオパークの室戸岬を疾走します。
中継のカメラマンさんスタンバイオッケイですか!?
はい、こちらメインカメラはスカイラインの登り坂を、また走って降りましてトップ選手通過時刻に合わせて、青年太師像前でスタンバッております。
あ、今お遍路さんが通過していきました。
信仰上の聖地でもある、この室戸岬ランエリアは、観光地としても見所満載。
さきほどの青年太師像をはじめ、弘法大師が修行した御厨人窟、神明窟、幕末の志士・中岡慎太郎の像、これぞジオという感じの奇岩エボシ岩、ビシャゴ岩など、ランコースを走りながら目にすることができる名所がたくさんあります。
今日はあいにくの悪天候で、選手の皆さんはそれどころではないかもしれませんが、この信仰の聖地で、何かを感じ取っていただけるといいですね~。
それにしても、選手到着予定時刻を大幅に過ぎておりますが、なかなか現れません。
現在こちらには、テレビ局さん、新聞社さんなどカメラマンさんが何人もいるんですが、「まだですかね」「まだですね」とコミュニケーションを取りながら、ファインダーを覗いておるような状況です。
各社カメラマンさんの「来ました!」という伝令が彼方から届く中、トップの選手がやってまいりました。今、青年弘法大師・空海像の前を通過!
岡山の高橋選手です。やはり強豪が来ましたね、スイム通過タイムが26位ですから、あの極限のバイクコースで、ものすごい追い上げをされたものと思われます。
ベテラン強し!
続いては岐阜の藤井選手。スイム通過が8位、バイク通過が3位と好位置をキープしたまま、レース終盤戦に挑みます。
「ショートですが、しょーとーキツイコースらしいので楽しみます♪」
とコメントいただいた広島の長崎さん。しょーとーキツそうです。頑張れー!
「室戸の大自然を楽しみます!」愛媛の久保さん。頑張ってー!
広島の西村さんを先頭に、愛知の大野さん、東京のデイビッドさん力走中!
大阪の下之園さん、ナイスファイト!
チーム・PLUS+整骨院の小松さん。小さな体にみなぎるエナジー!
「荒波にもまれ~、のキャッチコピーに惹かれてエントリーしました。タフなレースになりそうですが、最善を尽くします!」
兵庫の芳野さん、ポーカーフェイスで今通過!
「四国高知を堪能して、笑顔でゴールを目指します!」
愛知の石原さん元気ハツラツ快走中!
鳥取の岡崎さん、チームビアタンの細木さん、力を振り絞って併走中!
香川の石川さん、気合の力走!
選手を代表してご挨拶いただいた高知の濱田さん追い上げ中!
「チバリます!」広島の浅田さん。チバってます!
「人生崖っぷち?の40代男が室戸の崖と荒波に挑みます!」とコメントいただいたチームChoose to Fight!の吉田さん。
荒波にもまれた人生の崖っぷちを走ります。
愛知の平島さん、高知の楠本さん。ナイスファイ!
高知のダニエルさんを先頭にデッドヒート!
幕末の志士・中岡慎太郎像をバックに駆け抜ける高知の西川さん。ナイスファイ!
時刻は3時30分を周り、そろそろ選手の皆さんも続々とゴールされている頃です。
大会本部ゴール前中継地点、室戸フィニッシャーたちの様子を実況お願いします。
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はい、大会本部前。もう40名ほどの選手がぞくぞくとフィニッシュされています。
ここからは、すでにフィニッシュされた選手の様子も合わせて振り返ってまいります。
トライアスロン初観戦の地元のおばちゃんたちも感涙ものの、素晴らしいフィニッシュシーンが繰り広げられています。
荒波と暴風の聖地を制したのは岡山の高橋泰夫選手。渾身のガッツポーズ!
日本一ハードなバイクコースで一気に躍り上がり、ランで他をねじ伏せました。
まさに圧巻のゴール。室戸ジオパークトライアスロン第一回大会の覇者です。
愛媛の開選手は第4位、これまたアスリートの奥様と仲良く手をつないでのゴール!
チーム優勝は高知工科大! 「ああ青春よここにあり」ゴール!
「しょーとーキツそう」だった、広島の長崎さん見事6位!
ベイビーを抱っこした満天の笑顔に、お客さんもウルウル。
「漁港、激坂、明星ホテルを楽しみたい!」とコメントの兵庫の加納さん。
お嬢さんと一緒ににこやかゴール!
「上位目指して頑張ります!」愛媛の松平さん、見事13位!
「地元の皆さんや選手の方々に長く愛される大会になりますように」とコメントいただいた香川の枡形さん、美しきグリコゴール!
女性トップは、愛媛の細川さん。見事なジャンピングゴール!
愛媛の吉田さん、和気あいあいとファミリーゴール!
「来月には第一子が生まれます。自慢できる親父になれるよう、この室戸で頑張ります!」とコメントいただいていた愛知の大野さん。ナイスダディゴール!!
「室戸の海と山を走り抜きます!」大阪の藤田さん、お見事ゴール!
神奈川の森岡さん、感動のビックダディゴール! パパはやったぜ!
「スポーツのチカラで室戸を元気に!!!」チーム・SPORTSMAX-M 見事に完走!
「鰹より早く泳ぐ!」中土佐大会常連の香川の森下さん。
今回も見事にファミリーゴール!
「人生に笑いと感動を!」teamれいほく本山魂。みんな一緒に山びこゴール!
香川県太田さんファミリー、ベストを尽くしてゴール!
「高知に新しい大会ができてうれしい。レース後のうまいもんも楽しみやき」高知の山口さん、うまいもんの期待を胸に今ゴール!
「キャッチフレーズに惹かれて申し込みました。シーズンスタートを高知で楽しみたいと思います」。
大阪の中野さん、荒波と暴風の聖地を見事に制しました!
高知の佐々木さん、お仲間たちと一緒にフレンドリーゴール!
チーム・September’s笑顔でゴール!
愛媛の藤岡さんは奥さん万遍の笑み! おしどり夫婦ゴール!
徳島の四宮さん、可愛いお子チャマたちとナイスパパゴール!
「第一回大会に参加できてうれしいです。高知のおいしいものにも期待しています!」
愛媛の小島さん、ナイスファイトでやりきりました!
徳島の齊藤さん、日本一ハードなバイクコースで初トライアスロン制覇!
「女子力高めのレース展開にします」。大阪の原田さん。
荒波と暴風の大地で女性陣輝いてましたよ。
「素晴らしい景色のコース、楽しみです!」香川の平見さん。
雨で景色が楽しめたかどうかですが、とっても楽しそうにナイススマイルゴール!
「バイクコースの激坂を楽しみにしています」愛媛の松本さん。見事激坂を制してゴール!
愛媛の中田さん、金高さん。「バイクコースが厳しかったけど、楽しめました!」見事室戸フィニッシャーです。
NSIトライアスロンスクールの皆様。「雨が残念だったけど。楽しかった~!」
大阪からアスロニア梅田の皆様
「想定以上にハードでした。景色を楽しむ余裕がなかったです。でも、この雨の中わざわざ出てきてくれた地元の方の応援があったかくて、すごく励みになりました。ありがとうございました!」。
「南国土佐を後にして、早18年。ふるさと高知の自然と対話しながら完走目指します!」
大阪から時實さん、お帰りなさい! 仲睦まじくおしどり夫婦ゴール!
お仲間と一緒にごちゃごちゃゴール! 高知の藤戸さん見事に室戸制覇!
「厳しいコースへのチェレンジ魂を揺さぶられています。全力で駆け抜けます!」
東京の笹倉さん。奥様と全力ゴール!
「第一回大会、嬉しくて嬉しくて、感動に包まれながら走りきりたい」。
大阪の江端さん、こちらこそ感動をありがとう!
相愛のトライアスリート・常川も見事完走。手にするは堂々の室戸フィニッシャーメダル。
「バイクが上りと下りばかりで天国と地獄の繰り返しでした! いやあみんな凄いわ」。
チームにゃんこんずの皆様。奥さんがスイム、ご長男がバイク、旦那さんがラン。
ご家族でチャレンジされました。素敵です!
高知市の西山さんもやり抜きました。
大阪・西さん「バイクの途中でチェーンが外れて、なんとか直して帰ってきたんですがタイムオーバーになってしまいました。残念です。来年は絶対にでて完走します!」
制限時間ギリギリで選手が帰ってきました。
なんと、今朝一番にお話を聞いた砂川さんだ。頑張れー!
10、9、8、7…。なんとか制限時間内にゴールして欲しいとの願いを込めて大歓声のカウントダウン!
制限タイム1秒前で砂川さんドラマティックゴール! やった!
ここで無常にも制限時間、タイムアウト。しかしながら選手のみなさん死力を尽くしてフィニッシュゲートを目指します。
そして本日の最終ランナー、最後にフィニッシュゲートをくぐったのは、これまた今朝お話を聞いた御年74歳! 世界の滝さん!
「このコースはきっつい」。
さて競技のすべてが終わり、選手の皆さん閉会式の会場に移動。
ブース出展の地元の幸を楽しみつつ、レースの話に花が咲き始めました。
中土佐タッチエコトライアスロン、無限大チャレンジライドなどいつもご参加いただいているリョーマ・トライアスロン・ユニオンの左から濱田さん、池田さん、山口さん。
池田さん「バイクコースきつすぎました。足が上がってしまった。でも、ランで自己目標を切ることができました。今日は景色を見る余裕がなかったので、来年また絶景を見に来ます!」
娘さんもトライアスロンを始められるとのことで、高知家のちゃぶ台で記念撮影。
「来年は親子で完走目指します!」。
中土佐大会でもお会いしましたね。高知の宇賀さんご夫婦(右)と梅原さん(左)。
お疲れ様でした~。
岐阜の藤井さんファミリーも、ちゃぶ台で遊んで行かれました。
それでは成績発表です。
男子優勝高橋泰夫さん(中央)、2位藤井雅之さん(右)、石橋健志さん(左)
女子優勝細川江梨子さん(中央)、2位向井円さん(右)、3位大西直美さん(左)
チーム優勝は高知工科大学(後列)、2位RTU-A(中列)、3位PLUS+整骨院(前列)
みなさんおめでとうございました!
特別賞は時間内完走最高齢、徳島の前田博幸さん68歳! おめでとうございます。
続いて、審判団・今西委員長より総評。尾崎高知県知事からのメッセージ代読。
審判団・今西委員長
「小雨で始まった大会もいつしか大雨になっていました。室戸のバイクコースは日本一ハードだと思います。選手の皆様本当にお疲れ様でした。
晴れるともっといい景色が広がっているんですが、世界ジオパークの海、大自然を楽しんでいただけたでしょうか。みなさんの感想をお聞かせいただき来年にいかしていきたいと思います」。
尾崎高知県知事のコメントを代読いただいた副知事・岩城さん「初回から333名もの方にご参加いただいて、大変嬉しく思います。
世界ジオパークの海、大自然を存分に楽しんでいただけたでしょうか。
これを機に、室戸のファンになっていただければ幸いです。来年また会いましょう」。
最後に室戸ジオパークトライアスロン実行委員がステージに立ち皆様に御礼のご挨拶をさせていただきました。
実行委員長・富岡(左から2人目)
「こんな素晴らしい大会のステージに立たせていただいて感無量です。
今日まで裏方で一生懸命頑張ってくれたスタッフ、すべての関係者の皆様に感謝いたします。来年も皆さんぜひご参加ください。ありがとうございました!」。
昨年の発案から、地元室戸の皆さんと一緒に作り上げてきたこのイベント。
様々な紆余曲折があり、時には荒波が押し寄せ、暴風に叩かれたりもしましたが、なんとかかんとか、この室戸の大地のようにしっかりと根を下ろすことができました。
参加者の皆様からいただいたアンケートを見ても、お褒めの言葉感謝の言葉が並び、関係者一同とても嬉しく思っております。
当日の雨は残念でしたが、選手の皆様におかれましては、この室戸の自然を、片時も休まず荒波にもまれ、毎年毎年の台風にたたかれ鍛え上げられたこの大地を、十分に体感し噛み締めていただくことができたのではないかと思います。
見事完走された室戸フィニッシャーの皆様、本当におめでとうございます。
そして今回完走に至らなかった皆様、次こそは栄光の室戸フィニッシャーを目指して再度チャレンジいただければと思います。さらにパワーアップした走りを室戸のみんなに、室戸の大地に存分に見せつけてやってください。
荒波にもまれ暴風にたたかれたこの大地はこれからも、皆様のチャレンジのお相手を、しっかりと務めさせていただきたいと思います。
あの坂の向こうで、また会いましょう!
●おまけ
室戸市出身のスーパーバンドさん、ギターデュオIGOSSOさん等にご出演いただいた後夜祭、夜更けまで賑やかに盛り上がりましたよ。
今回のレポートは、撮影を地元室戸の沢村さん、上野さん、オールスポーツコミュニティの宮本さん、増田さんにもご協力いただきました。ありがとうございました。